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修了生論文

T-collegeで学んだ事の成果について

東京校 (T-college) アドヴァンス 木賀 陽一 (新日本資源株式会社 代表取締役)

第1章 研究内容

 

私がT-collegeで学んだ事を自分や自社にどの様に活かすか、またBasic class、 Advanced classで学んだ事をどう活かしたのかについての考えは次の通りです。

 

1.1 T-collegeで学んだ主な事

①ロジカルシンキング②統計③会計④経営理念とビジョン⑤経営戦略⑥リーダーシップ論⑦マーケティング⑧経済と金融⑨労務と人的資源⑩イノベーション⑪デザイン思考⑫システム志向⑬ゲーム理論⑭ゲーミフィケーション⑮バランスドスコアーカード⑯KPI⑰学びの姿勢

 

1.2自社で活かした事

①企業理念の作成・浸透②仕事の可視化③ファイブフォース分析④スウォット分析⑤バランススコアーカードの作成⑥人事評価制度⑦リーダーシップ診断⑧会社風土診断⑨学びの姿勢

 

 

第2章 自社の研究内容

 

一年間に渡り経営を学んだ数ある中の一つに経営理念とビジョンの研究があります。経営戦略として自社の企業理念を作成し、それらを社員に浸透、共有を実行する事で、確たる社風を作り強い会社を作ろうと取り組んでおります。

 

2.1企業理念の作成・戦略

□目的

1.経営に軸を作る

・自社の方向性を作ります。

2.組織に軸を作る

・社員の行動指針に活用し強い組織を作ります。

3.社外からの信頼を得る

・理念を社外に伝える事で共感する人達から信頼を得ます。

4.最終的に売上や利益を上げる

・これらを行う事によって売上高と経常利益を上げます。

 

2.2浸透スケジュール

□2017年2月に資料作成

・<新日本資源株式会社ストーリー>を参考に作成します。

□2017年3月に公表

・社内に掲示します。集合し公表します。

□2017年3月公表後~4月にかけて社員と共有作業

・作成した資料を使用します。

□以後、3ヶ月ごとにアンケート、メール、インタビュー調査、分析

・部署ごとに調査、分析しメールは随時受付します。

□初年度は6ヶ月で優れた行動を社内公表

・社内に掲示します。集合し公表します。

□2018年1月に表彰(1年間に1回)

・当社の社内行事(新年会等)を利用して表彰します。

 

2.3浸透方法

 

2.3.1公表

企業理念、ミッション、ビジョン、バリュー、 の社内掲示&配布「紙媒体」

 

2.3.1.1企業理念

・ミッション:企業使命

循環型社会に貢献し、人々を幸せに

・ビジョン:目指す姿

人々から必要とされ、最も喜ばれる企業

・バリュー:価値観、行動指針

創造 挑戦 スピード 変化対応 信頼 感謝 共感

 

2.3.1.2 The Seven values~7つの価値観

行動指針

1創造   新しい企業価値の創造

2挑戦   失敗を恐れず高い目標に取り組む

3スピード あらゆる事に素早く対応する

4変化対応 変化する時代の価値観を常に満たす企業活動

5信頼   誠実で、謙虚であることによって信頼を築く

6感謝   いつも感謝の気持ちを相手に伝える

7共感   喜ばれる気持ちを共に共感する

新日本資源で勤務するすべてのスタッフは、入社時に企業理念を学ぶとともに、配属先でもトレーニングの一環として行動指針「The seven values~7つの価値観~」を学びます。スタッフは「 The seven values~7つの価値観~ 」を念頭に置き、常に判断や行動のよりどころとしています。

 

2.3.2共有

経営者と社員は、対面で話せる場を提供し、企業理念、ミッション、ビジョン、バリューの言葉の要素を理解し共有します。

□理念をより分かりやすく具体的なイメージをして貰う為に、創業時代からの想いや転機、困難を乗り切った時の考え方やエピソードなどを次のように表現します。文字や画像、動画をパソコンなどで加工し、創業時からの歴史をイメージしやすくする。

また、論理性、表現力を用いて社員が興味を示す資料を作成する。要点は飽きさせない資料の作成が重要であります。

□必要がある場合は、何度も話し合い、理解を共有します。

 

2.3.3調査・評価

社員の行動のどの部分が企業理念のミッション、ビジョン、バリュー、に沿ったものなのかを明確にし、社内で調査し評価をします。

□優れた行動(理念に準じた行動)や認識度、温度差を社内メールやインタビュー、アンケートで調査をします。

・パーソナルインタビュー

全社員を対象とし社長と社員、或いは社員同士が1対1で調査をします。

・グループインタビュー

全社員を対象とし社長と社員、或いは社員同士がグループで調査をします。

□集めた調査(メール・インタビュー・アンケート)を、社員を交え評価し分析をします。

□人事評価の項目に反映させます。

□3ヶ月に1回定期的に行います。

 

 

第3章 研究の成果

 

【平成29年7月現在】

□社内公表インタビュー 有効回答【N=30】

インタビュー回答30件 メール回答0件

・会社の方針が分り一体感が出てきた気がする。

・社長が個々に接するのが良い。

・まだあまり理解出来ていない。

□優れた行動の報告 有効回答【N=30】

インタビュー回答30件 メール回答0件

・バリューの感謝:「いつも感謝の気持ちを相手に伝える」を顧客に実践【2名】

・良く分からない【28名】

 

 

第4章 今後の予定

 

4.1 分析

□研究成果を分析し、優れた行動(理念に準じた行動)や報告の評価を共有します。また、必要があれば浸透方法を見直します。

・理念の具体的なイメージを実際の仕事から例を挙げ浸透させます。

・理念の要素の教育や経営者の熱き想い、優れた行動(理念に準じた行動)の実例などを挙げて意見交換を習慣化します。

・理念に沿った優れた行動を分析、数値化、共有します。

・メールなどから意見や報告を収集出来る様に工夫し具体的な報告を増やします。

 

4.2 表彰

□社員が顧客に執った、企業理念、ミッション(企業使命) ビジョン(目指す姿) バリュー(価値観、行動指針)に沿った「優れた行動」を全社員で共有します。

・3ヶ月に1回、優れた行動を社内で公表します。

・1年に1回、優れた行動を社内で公表し表彰します。

 

4.3普及社員の選定・育成

理念の重要度意識が高く、特に社員に影響力がある管理職社員を普及社員に位置付け、経営者と共に一般社員に広めます。並びに普及社員を育成、増員します。

□キーマンインタビュー

・管理職社員と理念の要素や行動の認識度を図り、再確認します。

 

4.4 人事評価制度への反映

・人事評価制度に盛り込み浸透や優れた行動の効果を試みます。

 

 

第5章 自社研究のまとめ

 

企業理念を浸透させる為には多くのエネルギーが必要です。それは、簡単には浸透しないからです。自社の社員も未だ理解来ていない者が多くいます。浸透させる為には、経営者とより多くの社員、又は社員同士がコミュニティを持ち認識し合う事が最も重要であります。

今回、企業理念作成から浸透、評価に至っては余り社員の理解が得られておらず浸透方法を見直す必要が有ると判断されます。これらの重要事項や理念共有の分析、評価を定性的、定量的な側面でより多く可視化し、改善をし続けることにより、優れた行動(理念に準じた行動)の増加に繋がると共にステークホルダーからの信頼を得られると考えております。

 

 

第6章 総評

 

学習の環境を整え自分や自社に活かす為には、周囲の人々、或いは働く人々の関係性の向上が重要になっていると考えています。それは、周囲との関係性が悪く、お互いにフィードバックを受け入れる事が出来なかったり、表面的なコミュニケーションしか出来ず、単独に仕事をしていたりすると、そこには学習が起きづらくなると考えられるからです。一方で、相手の事に関心を持ち、価値観を共有し、本音を語り、認め合い、フィードバックし合えるといった関係性を持つと相互学習が働き、組織的な知識が生まれると考えられます。それは、人と人との相互作用が多いなどの環境がお互いの関係性を高め、一人一人の学習性も高まると言った関連性があると考えられるからです。

これらの事を踏まえ、私がT-collegeで経営を学んだ事を自分や自社に活かす為には、話し合い、学び合える文化を、いわば学習をする企業風土づくりを構築し継続していく事により、T-collegeの学習を活かす事が出来ると確信し研究の総評とします。

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