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修了生論文

重松商事株式会社の現状分析

福岡校 (F-college) 重松旺洋 (重松商事株式会社 社長室 室長)

第1章 研究動機

 

私は、今まで経理関係の部署にいましたので当社の現状がどうなっているかを知りませんでした。

この機会に当社が行っている事業は業界から見てどのような状況なのか、当社の内部はどのような状況であるかを理解しようと考え「当社の現状分析」というテーマにしました。

当社は、複数業態で構成しております。そのため、ゴルフ事業に着目して業界分析、当社分析を行っていきます。

 

 

第1節 企業理念・行動理念・スローガン・当社の沿革

企業理念

一、感動経営の体感

お客様から感謝されることを歓びと感じること。

仕事を通して人として成長できることを実感できること。

地域社会に貢献できること。

 

二、創造経営の挑戦

挑戦する心を持つこと。

柔軟発想であること。

夢とロマンを持って王道を歩むこと。

新しい商品、サービス、アイディアを追い求めること。

 

三、健全経営の実現

高い価値観と倫理観を持つこと。

風通しの良い社風であること。

明るく元気で素直であること。

キャッシュフロー重視の経営であること。

行動規範・スローガン

一、100の力を120出せ、そして150の幸せを。

―、うれしい、たのしい、こころよいをすべてのお客様と共感したい。

 

1957年10月
合資会社福岡証券庶民金として創業。
1960年1月
社名重松商事株式会社に変更、設立。
1968年4月
長崎支店開設。
1968年11月
広島支店開設。
1969年6月
小倉支店開設。
1972年9月
北九州黒崎支店開設。
1974年6月
久留米支店開設。
1976年6月
鹿児島支店開。
1976年9月
天神西茂ビル竣工。
1981年3月
貸しビル業開業。
1986年10月
天神重松ビル竣工。
1986年11月
ゴルフ会員権の売買業務を開始。
1988年10月
ハミングバードゴルフガーデンを竣工・開業。
1999年
コインパーキング事業開始。
2001年
金融業の撤退。長崎支店・広島支店・小倉支店・北九州支店
久留米支店・鹿児島支店の撤退。
今泉に天神ハミングバードビル俊工。
2003年
オフィスハミングバード発足。
重松ビル8階にてスモールオフィス1号店開始。
2004年
代表取締役社長交代。
天神西茂ビル3階スモールオフィス2号店開始。
2013年
ハミングバードゴルフガーデンリニューアル工事。
2017年
ハミングバードゴルフガーデンに弾道測定器を導入。

 

(当社概要)

創業年:1957年10月10日

設立年:1960年1月7日

社員数:(アルバイト・パートを含む)34名

業務内容:貸ビル、貸会議室、スモールオフィス、管理ビル・パーキング、売買仲介、ゴルフ練習場運営、ゴルフ会員権の売買仲介業務

 

 

第2章 問い

 

ゴルフ会員権とゴルフ練習場の業界と当社の現状把握することがこの論文の目的となります。

 

第1節 検証方法

ゴルフ会員権とゴルフ練習場の業界分析としてファイブ・フォース分析を行います。そして自社分析としてSWOT分析を行い当社の現状分析を行います。

 

 

第3章 業界分析(ファイブ・フォース分析)

 

ファイブ・フォース分析を行い、業界分析を行います。

2つの業界分析を行うことで今の業界がどのような状況になっているかを理解することが目的です。図1はファイブ・フォース分析の概念図となっております。

 

図1 ファイブ・フォースによる業界の分析

 


 

第1節 業界内の脅威

【ゴルフ会員権】

(あ)ゴルフ会員権はどのお客様がゴルフ会員権を持っているかを把握する手段がないことです。

その理由は個人情報保護法によりゴルフ場から個人情報を取得ができないためです。

(い)上記理由により顧客の要望に合わせた仕入れができません。

 

【ゴルフ練習場】

(あ)少子高齢化によってゴルフをやめてしまったお客様が多くいます。このことで、ゴルフ練習場に来場してくださるお客様が減少傾向にあります。

(い)上記理由により各ゴルフ練習場はどうにかお客様を定着してもらおうとシェア争いになっております。

(う)九州ゴルフ連盟はSNSなどのいくつかの手段でゴルフの面白さを知ってもらおうと情報の提供をしています。

 

第2節 新規参入

【ゴルフ会員権】

参入障壁はとても高いと考えられます。理由は、入会するために審査会の方法がゴルフ場によって異なります。そのため、各ゴルフ場の審査方法を理解しておく必要があります。そしてお客様との信頼関係も構築しなくてはなりません。

現在の経済環境を考慮すると、お客様が全く知らない企業に多額の金額を払うことはできないと考えられます。

 

【ゴルフ練習場】

参入障壁は高いと考えられます。理由は、参入メリットの低下です。高齢化によりゴルフをするお客様が低下している状況です。

昔のように接待でゴルフ場に行くことが少なくなっています。その結果、ゴルフに行くことそのものが減りその影響で練習場の来場客数も減っている状況です。

そのため、今から新規参入することは難しいのではないかと考えられます。

 

第3節 代替品・サービス

【ゴルフ会員権】

ゴルフではない新たなスタイルの会員権が出てくることです。

ゴルフ会員権は平均で20万円以上するため、購入することをためらってしまうケースが発生してしまいます。他には、毎年の年会費を支払えるほどの資金に余裕がないからとゴルフ会員権の購入することをさける状況となっております。

このことからゴルフ以外のスポーツやレジャー、趣味に投資する傾向が考えられます。

 

【ゴルフ練習場】

近場のゲームセンターが代替品として考えられます。ゴルフ練習場そのものは都市部より離れた地域に存在しています。そのため、都市部に住んでいる方は地方にある練習場まで足が向かないのではないかと考えられます。

しかし、ゲームセンターにはシミュレーションゴルフができる場所が増えております。

その結果遠方に行かなくてもゴルフを楽しむことができるようになっています。

 

第4節 売り手の交渉力

【ゴルフ会員権】

会員権の所有者を発見する手段が少なく、業者の知名度の高低が顧客の業者選択となっています。

 

【ゴルフ練習場】

ゴルフ練習場の施設維持コストが高騰しています。特殊な人工芝やネットが必要で一般的な商品より単価が高くなります。

差別化のため最新の練習装置の導入も必要です。

 

第5節 買い手の交渉力

【ゴルフ会員権】

お客様に人気のある会員権の流通量が少なくなっており販売量が減少している。

会員権そのものが高額な為、お客様がゴルフに興味があっても会員権を購入することが難しいケースが増えています。

 

【ゴルフ練習場】

(あ)インターネットの普及によりゴルフ練習場を手軽に探すことができるようになりました。

その結果、練習機材・広さ、距離などが把握できます。そのためお客様の好みが機能重視か、ただ打つだけの施設なのかが分かれてきています。各練習場がどちらを選択するかを求められます。

(い) ゴルフ練習場での用品販売が低下していますがインターネットなどでは活発です。

理由は、品ぞろえがよくゴルフ練習場には置いていないようなショップ商品や練習用機材が販売されてあるためです。

ゴルフ練習場で購入するお客様よりもインターネットで購入するお客様が増えております。

 

以上が「ファイブ・フォース分析」になります。

この分析結果を考察すると、お客様のニーズが複雑になっています。「少子高齢化」や「ゴルフ人口の減少」、「若い人のゴルフ参入意欲の低下」により「利用者数減少傾向」に繋がってしまいます。少しでも若い人がゴルフそのものに興味を持ってもらえるような対策が必要であると感じました。

 

 

第4章 当社分析(SWOT分析)

 

次に当社の現状分析を行います。当社の事業の強み、弱み、機会、脅威を明らかにし当社の現状把握を行います。

 

守秘として SWOT 分析削除

 

 

第4章 結果への考察

 

ゴルフ業界については、少子高齢化によるゴルフ人口の低下傾向にあります。

そのため、一層若年層のゴルフ離れが深刻となっています。

若い人たちにもっとゴルフに興味を持ってもらおうと九州ゴルフ連盟はSNSなどいくつかの手段でゴルフの面白さを知ってもらおうと情報を提供しています。

一方、個人情報保護法により、以前ほど売り手を探すことは容易ではなくなってきましたそのため、紹介による顧客発見以外に有効な手段がなくなってきています。

 

守秘として 9行削除

 

 

第5章 まとめ

 

この論文で、ゴルフ部門、ゴルフ業界の現状をある程度知ることは出来ました。

今まで経理部門に所属していた関係で詳しく知ることができなかったため、今回は大変良い機会となりました。

特に、会員権部門と練習場部門の協力体制が必要であることを痛感するのみならず、今後は総務・経理部門のスタッフもこの業界に一層関心をもちかかわっていくことを期待します。

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