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会社の資金繰り【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門 vol.4】

わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門

はじめに

【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門】では、
わん太(社長)、にゃん子(経理担当)、ぴょん太郎(解説)の会話形式で
楽しく経営を学べるコンテンツを発信してきます。

経営入門の一覧はこちら

1. 資金繰りの謎:返済財源・返済余力

ウサギ先生、なんでウチは黒字なのに、毎月資金繰りがカツカツなんだワン?

その疑問、とっても大事ぴょん!
実は、決算書だけ見てると、資金繰りは見えないぴょん。

そうニャン。
特に社長みたいに損益計算書(P/L)だけ見てると、資金繰りの実態はつかめないニャンよ。

そこで登場するのが「返済財源」ぴょん!
会社が自由に使えるキャッシュがどれだけあるか、これを見るぴょん。

返済財源??初めて聞いたワン!

返済財源は、
当期純利益 + 減価償却費
で計算するぴょん!

減価償却費は、実際には出て行ってないお金ニャン。
だから、利益に足し戻すニャン。

2. 減価償却費の仕組み

でも、なんで減価償却費を足すワン?

それはぴょん…タイヤに例えるとわかりやすいぴょん!
タイヤは時間と共にすり減るぴょん。でも、買った時にお金は払っているぴょん。
その後、費用だけが毎年分割で計上されるぴょん。
つまり実際にはもう払っているお金だから、返済財源には足し戻すぴょん!

ちなみに整備業は減価償却費が少なくて、車を多く仕入れる販売業は大きくなりやすいニャン。

3. 返済余力の考え方

じゃあ、返済財源が300万円で、借入の返済額が200万円ならOKワン?

そうぴょん!
返済財源 – 返済額 = 返済余力
これがプラスなら資金繰りは健全ぴょん!

逆に、借入返済額が500万円なら、返済余力はマイナス200万円ニャン。
どこかから補填しないと大変ニャン!

これが、社長の言っていた「利益はあるのに資金が足りない」理由ぴょん!

4. お金にはスピードがあるぴょん!

さらに大事なのは「お金のスピード」ぴょん。
銀行からお金を借りる時、
①枠
②金利
③返済期間
④担保
があるぴょんが、社長はどれを重視してたぴょん?

そりゃあ、金利が安いことだワン!

実は、今は金利より「返済期間(スピード)」が大切ぴょん!
返済期間が短すぎると、資金繰りが悪化しやすいぴょん!

5. 実例:××モーターの失敗

昔、××モーターって会社が、金利の安さに惹かれて、返済期間の短い借入に変えたニャン。

でも、それが原因で資金繰りが急に悪化したぴょん!
返済スピードが速すぎると、いくら黒字でもお金が足りなくなるぴょん!

なるほど…。借金は急いで返すのが良いって訳じゃないワン!

6. お金の健康診断:流動比率と固定比率

資金繰りの安全性は
流動比率
固定比率

で測るぴょん!

流動比率=流動資産 ÷ 流動負債(高いほうが安全)
固定比率=固定資産 ÷ 純資産(低いほうが安全)ニャン。

流動比率は200%以上が理想ぴょん。
固定比率は100%以下が望ましいぴょん。

へぇ〜、意外とシンプルだワン!

7. よくある失敗と改善方法

ありがちな失敗は、工場や設備を増やしすぎて、固定資産ばかり増やすパターンぴょん。

その結果、流動比率が下がり、固定比率が悪化するニャン。

そんな時は「資産の流動化」ぴょん!
不要な固定資産を売却して、流動資産に変え、借入返済に充てるぴょん!

資金繰りにもダイエットが必要なんだワン!

8. まとめ

資金繰りの大事なポイントは、
① 返済余力を計算する
② 借入は返済スピードを考える
③ 流動比率・固定比率で診断
④ 悪化したら資産の流動化 ぴょん

そして、定期的にチェックする習慣が大事ニャン。

よーし!今日から資金繰りマスターになるワン!

頼もしいぴょん♪
次は【リスケ】についても学んでおくと安心ぴょん!