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職人からマニュアルの時代へ【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門 vol.2】

わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門

はじめに

【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門】では、
わん太(社長)、にゃん子(経理担当)、ぴょん太郎(解説)の会話形式で
楽しく経営を学べるコンテンツを発信してきます。

経営入門の一覧はこちら

ウサギ先生、前にキャッシュが大事って教わったけど、実際キャッシュが足りなくなったらどうするワン?

いい質問ぴょん。
キャッシュが足りない時は、車にガソリンを入れるように、どこかから資金を調達しなきゃいけないぴょん。その役目をするのが、銀行ぴょん!

つまり、銀行は経営者にとっての“キャッシュ・スタンド”ニャン。

でも銀行って、誰にでもお金を貸してくれるわけじゃないワン?

その通りぴょん。
銀行は心配性ぴょんから、融資の条件は慎重に決めているぴょん。
特に、倒産するリスクがある会社には簡単には貸さないぴょん。

だから、時には“貸し渋り”なんてことも起こるニャン。

そうぴょん。
銀行はお金を貸すことで利益を得るぴょんが、倒産されると大損ぴょん。
だから融資の判断はとっても慎重ぴょん。

昔の銀行は職人肌だったぴょん

でも昔は「支店長が信じて貸してくれた」って話もよく聞くワン。

そうぴょん。
昔は「定性情報評価」つまり、社長の人柄や熱意も重視されていたぴょん。
でも、今は違うぴょん。

今は「定量情報評価」つまり、決算書の数字が最重要になっているニャン。

数字が悪ければ、どんなに立派な社長でも貸してもらえない時代ぴょん。
銀行も「リスクが取れない」仕組みになっているぴょん。

BIS規制と金融検査マニュアルぴょん

リスクが取れないって、どういうことワン?

簡単に言うと、「BIS規制」と「金融検査マニュアル」が原因ぴょん。

BIS規制は銀行自身の「自己資本比率」を守らないと営業できないルールニャン。
だから銀行は、慎重にならざるを得ないニャン。

さらに「金融検査マニュアル」で、会社を5段階にランク付けして融資を決めているぴょん。

5段階って、どんなふうに分けるんだワン?

①正常先
②要注意先
③要管理先
④破綻懸念先
⑤破綻先
この5つぴょん。基本的に「正常先」じゃないと自由に融資は受けづらいぴょん。

ランクが低いと、担保や保証協会をつけないと借りられないニャン。

そうぴょん。昔のように「支店長の男気」で貸してくれる時代は終わったぴょん。

格付けはこう決まるぴょん!

それで、どうやってランクが決まるワン?

「定量情報」と「定性情報」で決まるぴょん。
定量情報は決算書の数字ぴょん。
定性情報は、社長の考え方や計数感覚、従業員の対応などぴょん。

ざっくり言えば、80%が数字、20%が人柄って感じニャン。

だから、格付けアップには、まず決算書の改善が最優先ぴょん!

銀行対策のコツぴょん

でも、ウチはまだ銀行借入してないワン…。

今はしていなくても、将来のために準備しておくべきぴょん。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」ぴょん!

備えあれば憂いなしニャン。
早いうちに銀行と良好な関係を築くニャンよ。

その通りぴょん。
次は「信用保証協会」や「セーフティネット」など、資金調達を助ける制度について教えるぴょん!