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実例で考えましょう!【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門 vol.8】

わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門

はじめに

【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門】では、
わん太(社長)、にゃん子(経理担当)、ぴょん太郎(解説)の会話形式で
楽しく経営を学べるコンテンツを発信してきます。

経営入門の一覧はこちら

1.モータースの物語

ウサギ先生、今回は実際の事例で学べるって聞いたワン!?

そうぴょん。今回は「Aモータース」さんのお話ぴょん。
社長は63歳、従業員は5名の元気なクルマ屋さんぴょん。

お客さんや社員からも信頼されていて、雰囲気も良かったニャン。

2.利益が出ているのに、なぜ相談に?

売上1億円、毎年200万円近くの利益も出ているぴょん。
でも奥様から「借入返済が苦しい」という相談があったぴょん

利益が出てるのに、資金繰りが厳しいなんて…そんなことあるワン?

あるニャン。
決算書を見ただけでは分からない落とし穴があるニャン。

3.課題は貸借対照表にあった

貸借対照表を見てびっくりぴょん。

長期借入金が5,000万円、5年で返済すると年間1,000万円ぴょん。

うちの年商の半分が返済ワン!そりゃキツいワン!

しかも、月にすると約80万円を返済に充てていたぴょん。
月商800万円の10分の1が返済に消えていたぴょん!

4.固定性預金が原因だったぴょん

さらに問題は「固定性預金」ぴょん。
20年間、毎月積み立て続けて3,500万円も預けっぱなしになっていたぴょん。

しかも金利0.1%、年間3万5千円の利息しか生まないニャン!

一方で借入金の金利は2.0%ぴょん。
払っている利息は100万円以上なのに、預金ではわずか数万円しか得られていなかったぴょん。

それって…完全に「お金が寝てる」状態だワン!

5.改善策はシンプル

そこでウサギ先生は
「預金を取り崩して、借入を繰り上げ返済する」
という提案をしたぴょん!

固定性預金のうち高金利の借入から返済していったニャン。

その結果、借入は一気に減って、毎月の返済額も大幅に減少ぴょん!

すごいワン!そんな簡単なことで資金繰りが良くなるワン!

6.資金繰りが改善した

返済額が減り、借入金利負担も下がったことで、
Aモータースはすぐに資金繰りが安定したぴょん!

さらに、借入が減った分、今後の資金繰りも楽になったニャン。

すごいワン!やっぱり「お金の流れ」を見るって大事なんだワン!


7.まとめ

この事例からわかるように、
①数字に現れない資金繰りの落とし穴
②固定性預金や返済額の見直し
③ちょっとした工夫で劇的に改善
が大事ぴょん!

資金繰りは経営者が一番見るべき数字ニャン。

これからは、利益だけじゃなく資金繰りも毎月見るワン!

その意気ぴょん♪