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払ったほうが安く済む不思議な話【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門 vol.3】

わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門

はじめに

【わん太・にゃん子・ぴょん太郎の経営入門】では、
わん太(社長)、にゃん子(経理担当)、ぴょん太郎(解説)の会話形式で
楽しく経営を学べるコンテンツを発信してきます。

経営入門の一覧はこちら

最近ニュースで「法人税をもっと下げろ」ってよく聞くワン!
うちも税金が高くて困ってるワン!

でも社長、実は法人税ってそんなに一律に高いわけじゃないニャン。
特に中小企業には優遇措置があるニャンよ。

そうぴょん。
所得が800万円以下の部分については、実は25%前後の低い税率が適用されるぴょん。
さらに自己資本比率を上げておくと、銀行の評価も上がって借入金利も下がるぴょん!

え?じゃあ、税金って高いばかりじゃないワン?

そうぴょん。
税金は払ったあと、純資産として会社に残るぴょん。
これが将来の借入や格付に良い影響を与えるぴょん!

税金を節約しすぎて資産が積み上がらない方が、長い目で見ると損するニャン。

さらに、法人税が高くなるのは利益が800万を超えた部分からぴょん。
だから、中小企業は上手にこの枠内で経営を考えれば有利ぴょん!

でも社長の報酬とかも、税金に関係あるワン?

大ありぴょん!
報酬を多くすれば法人の利益は減るぴょんが、その分、個人の所得税や社会保険料が増えるぴょん。

逆に法人に利益を残すと、法人税がかかるニャン。
つまり「どちらで税金を払うか」をハンドルを左右に切るように決める必要があるニャン。

でも、実は個人の社会保険料は法人税よりも負担が重くなる場合が多いぴょん。

そんな〜、税金って奥が深いワン…。

役員報酬の額は、税務上1年の中で原則変更できないぴょん。
だから決算時の株主総会で、しっかり決める必要があるぴょん。

報酬が多すぎると、社会保険料がびっくりするほど増えるニャン…。

そうぴょん。
経営者にとって、報酬の決定は経営戦略そのものぴょん!

払った方が、将来的にメリットになる税金もあるぴょん。
例えば、税金を払って内部留保が増えれば、銀行格付が上がり、借入金利が下がることもあるぴょん。

逆に、銀行利息は払っても何も残らないニャン…。

なるほどワン!
払った税金は、実は将来の味方になるかもしれないワン!

中小企業は、社長が会社の借入に連帯保証をするぴょん。
本来は会社と社長は別々のはずぴょんが、実際は公私混同になりやすいぴょん。

だから、報酬や資金の流れをきちんと設計しないと、会社にも社長にも負担がかかるニャン。

退職金や役員社宅、出張手当など、上手に使えば税負担を抑えつつ会社にもお金を残すことができるぴょん。

ウサギ先生、勉強になったワン!
これからは無駄なく、上手にやっていくワン!

その意気ぴょん♪
次は、さらに実践的な「役員報酬と税金のシミュレーション」をやってみるぴょん!